クイックスタートガイド
目次
準備
サポートドキュメント にもありますように、Tuigwaa は以下の環境で開発、動作確認を行っています。
- WindowsXP Professional Edition SP2
- Java 2 Platform, Standard Edition 1.4.2_09 (SDK が推奨、以下 J2SDK)
- Tomcat 5.0.28
Tuigwaa を動作させる為に、本マニュアルでは上記バージョンの Tomcat 及び J2SDK の二つを利用します。これらの導入手順の詳細は省略しますが、基本的には各々のサイトでダウンロード用のアーカイブを取得し (Windows 用 exe ファイル形式のもの)、クリックをしWizard にしたがうだけで導入は可能です。順番としては、J2SDK の導入後に環境変数 JAVA_HOME の設定(後述)をし、その後に Tomcat をインストールしてください。尚、Tomcat につきましては admin ユーザのパスワード設定を促されますので、任意のものを選択し設定してください。
Java プラットフォームですので、Java 実行環境が稼動するものであれば OS 環境は問いませんが、ここでは稼動確認済みの Windows XP を前提として説明を行います。Linux 等の UNIX 環境で、特に X を稼動させていないサーバマシンに導入する際には こちら もご一読下さい。
環境変数については適宜設定が必要となります。特に Tomcat 導入前に JAVA_HOME 環境変数の設定を行って下さい。環境変数の設定は「スタート」→「マイコンピュータ」→「システム情報を表示する」→「詳細設定」タブ→「環境変数」ボタ ンにて行う事が可能です。また以下の値の一部はインストーラにて自動的に設定されます。
- JAVA_HOME=C:\j2sdk1.4.2_09
- CATALINA_HOME=C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 5.0
以下ではこれらのディレクトリを各々、%JAVA_HOME% 及び %CATALINA_HOME% として記載します。
設定
ダウンロードのページ から、最新の zip アーカイブをダウンロードします。そしてそのアーカイブを任意の場所で展開してください。展開すると、以下の四つのファイルが生成されます。
- tuigwaa.war (配備用アーカイブ)
- jaas.conf (J2EEコンテナ用 JAAS 設定ファイル)
- tuigwaa.xml (Tomcat 用コンテキスト設定ファイル)
- INSTALL.txt (簡易インストールマニュアル)
- sample<バージョン>.tgwar (サンプルファイル)
- まず jaas.conf 及び tuigwaa.xml を以下のディレクトリへコピーします。
jass.conf %CATALINA_HOME%\conf tuigwaa.xml %CATALINA_HOME%\conf\Catalina\localhost - war ファイルを%CATALINA_HOME%\webappsディレクトリへコピーします。
- Windows のスタートメニューから「すべてのプログラム」→「Apache Tomcat 5.0」→「Configure Tomcat」を選択します。
- 起動した Tomcat のコンフィギュレータの「Java」タブを開きます。
- Java Classpath: の項目の bootstrap.jar の後に ";" (セミコロン)をつけ、さらに以下を追加します。
%JAVA_HOME%\lib\tools.jar - Java Options: の項目に以下を追加し、「適用ボタン」を押します。(ここではフルパスを指定)
-Djava.security.auth.login.config=C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 5.0\conf\jaas.conf
こ こでファイルパスにダブルクォートをつけ、かつ空白が含まれていると、正しく認識されずエラーが発生しますのでご注意下さい。尚、逆に、 startup.bat ファイル内で CATALINA_OPTS で直接指定する際には -D から始まる全体にダブルクォートが必要になります。 - 「General」タブに戻り、「Start」ボタンを押します。
ここまでで Tuigwaa の実行環境の構築が完了です。
アクセス
- ブラウザにて以下のアドレスにアクセスをします。
http://localhost:8080/tuigwaa/
ここで何らかのエラーが発生した場合、Tomcat の起動に失敗している恐れがありますので、上記の「導入手順」の各設定項目を確認して下さい。 - 認証のダイアログが表示されますので、ユーザ名に tuigwaa 、パスワードに tuigwaa を入力して下さい。
- 認証が成功すると、Tuigwaa Manager の画面が表示されます。
こ こで何らかのエラーが出た場合には上記の「導入手順」でパスに誤りが無いかを確認して下さい。具体的には、jsp ファイルがコンパイル出来ないというエラーの場合は Classpath の設定を、認証ファイルが見つからないというエラーの場合は「jaas.conf」の設定を確認して下さい。 - 「サイト管理」→「新規サイト」を選択し、「タイトル」と「サイトID (英数字のみ)」に任意の入力を行いその他の項目はデフォルトのまま、「保存」ボタンを押して下さい。
- 画面左のサイト一覧に、上記で設定した「タイトル」の名前をもつサイトが表示されているので、そこのリンクをクリックして下さい。
この時点で、Tuigwaa で扱うサイトの作成が終了となり、ここからサイト上でコンテンツや、テーブルの作成を行う事が出来るようになります。各機能については、 リファレンスガイド を参照下さい。
また、簡単に試すことの出来るサンプルアーカイブを同梱しております。こちらは Tuigwaa Manager から、「サイト一覧」→「サイトアップロード」から .tgwar ファイルをアップロードすることによりご利用が可能です。
それでは Tuigwaa の世界をお楽しみ下さい。