アップグレード手順
ここでは、各系列 (1.0.x、1.1.x 等) の Tuigwaa のバージョンアップの手順を説明します。
以下では Tuigwaa 自身がインストールされているディレクトリを $TUIGWAA_INSTALL_PATH としています。
作業時にはご利用の環境に合わせて読み替えて下さい。
1.0系列のアップグレード手順
1.0.x 系列間でのアップグレード手順です。
事前準備
- 既存サイトのバックアップ
Tuigwaa Manager から tgwar 形式でダウンロードしておきます。
- 設定ファイルのバックアップ
$TUIGWAA_INSTALL_PATH/WEB-INF/classes/tuigwaa.properties を別のディレクトリにバックアップしておきます。
- スキンのバックアップ
Tuigwaa Manager から zip 形式でダウンロードしておきます。
- データベースのバックアップ(必要に応じて)
アップグレード手順
- アプリケーションサーバの停止
- $TUIGWAA_INSTALL_PATH を別ディレクトリ (以降 $BACKUP_PATH とする)にコピー
- ダウンロードページから取得出来る配布アーカイブ (tuigwaa-1.0.x.zip) を $TUIGWAA_INSTALL_PATH 以外の任意のフォルダで展開
- アーカイブから展開された tuigwaa.war を上記とは別のフォルダにて展開
- 展開されたフォルダ群を $TUIGWAA_INSTALL_PATH にコピー
- tuigwaa.properties の変更箇所の確認、必要であれば設定変更
tuigwaa.properties にはバージョンアップに伴うオプション設定項目が増えている可能性があります。
以前利用していたファイルの単純なコピーではなく、DB設定などの変更部分のみを新しい tuigwaa.properties に反映することを推奨します。
- アプリケーションサーバの起動
スキンの更新
1.0.3以前から1.0.4以降にアップグレードする場合で、日本語を含むスキンを利用している
場合には文字コードの変換が必要となります。
まず、スキン作成ルールを参考に文字コードを UTF-8 対応にした
スキンを再作成してください。
その後、そのスキンを Tuigwaa Manager から各サイトに適用してください。
問題が発生した場合
以前のバージョンに戻す場合
根本的にアプリケーションが起動しないなどといった問題が発生した場合には、
以前のバージョンに一旦戻して、再度上記のアップグレード手順を見直して頂くことを
推奨いたします。手順に相違ない場合にて問題が発生している場合には、お手数ですが
ユーザML
などでご報告頂けますと幸いです。
- アプリケーションサーバの停止
- $TUIGWAA_INSTALL_PATH 以下のデータを別ディレクトリに移動($TUIGWAA_INSTALL_PATH 以下を空にすること)
- 上記のアップグレード手順の 2. でコピーした $BACKUP_PATH から $TUIGWAA_INSTALL_PATH 以下にリストア
- アプリケーションサーバの起動
クリーンインストールから再構築する場合
上記の代替案として、新バージョンでサイトを再構築したい場合には、
クリーンインストールしてからサイトをアップロードする方法もあります。
サイト数が少ない場合にはこの方法も有効です。
- アプリケーションサーバの停止
- $TUIGWAA_INSTALL_PATH 以下のデータを別ディレクトリに移動 ($TUIGWAA_INSTALL_PATH 以下を空にすること)
- インストールガイドを参考に新バージョンをクリーンインストール
- アプリケーションサーバを起動
- アプリケーションサーバを停止
同梱の ApacheDS を利用している場合には上記アップグレード手順 2 でコピーした
$BACKUP_PATH/WEB-INF/classes/apacheds
を
$TUIGWAA_INSTALL_PATH/WEB-INF/classes/apacheds
にコピーします。
オプション変更や、DB変更をしている場合
tuigwaa.properties を編集します。
- アプリケーションサーバの起動
- tgwar のアップロード
- スキンのアップロード(必要に応じて)
tgwar のアップロードをした時点で、そのサイトに以前適用されていたスキンはそのまま反映されています。
しかしこの状態では Tuigwaa システム側にはスキンは登録されていない状態となっていますので、必要に応じて
スキンをアップロードしてください。
ユーザ情報のみ初期化されている場合
ApacheDS でユーザ管理を行っている場合で、上記アップグレード手順に従った場合に
ユーザ情報のみが初期化されている場合があります。その際には以下の手順でバックアップから
ユーザ情報のみをリストアすることが可能です。
- アプリケーションサーバを停止
- 上記のアップグレード手順の 2. 内の $BACKUP_PATH 以下の $BACKUP_PATH/WEB-INF/classes/apacheds を $TUIGWAA_INSTALL_PATH/WEB-INF/classes/apacheds にコピー
- アプリケーションサーバを起動