Tuigwaa 利用時に幾つか注意事項があります。
アップグレード等の何らかの理由で Tuigwaa を再配備する際に、war ファイルを 配備し直すと、サイト情報と、データベースの情報 (バンドルの HSQLDB を利用している場合) が失われます。
これを避ける為には以下のディレクトリ以下のファイルを、アプリケーションサーバを停止した状態で バックアップをとり、再配備後に再度コピーし直して下さい。再配備後のコピーもアプリケーションサーバを 停止した状態で行って下さい。尚、配備したディレクトリを ${tuigwaa_deploy_dir} とします。
もしくは、テンプレート機能を使い、一旦サイトをダウンロードした後に、アップグレードを行い、 再度ダウンロードしたアーカイブをアップロードする、という方法も選択できます。 ただしこの方法は前者に比べ簡単ではありますが、添付領域のファイル及び、「ファイル型」の カラムを持つデータベースの内容は保存されませんのでご注意下さい。
ApacheとTomcatを連携させ、そこでTuigwaaを運用する場合の注意事項です。 TuigwaaはURLに、ページ名をURLエンコードしたものをリクエストパラメータではなく、 URLそのものに指定します。例えば test というサイトの「トップページ」のURLは以下のように なります。
http://<servername>/tuigwaa/test/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
mod_jk の場合 Apacheの設定ファイル(通常はhttpd.conf)のjkの設定部分で以下を指定して下さい。
JkOptions +ForwardURIEscaped
mod_jk2 の場合 コネクタ設定ファイル(通常はworkers2.properties)のworkerEnv内で以下を指定して下さい。
forwardURIEscaped=1
Tuigwaaはコンテンツの保存をファイルシステム上に行います。日本語名のページについてはその日本語名を含むファイルとして 保存されますので、アプリケーションサーバの実行時の言語設定で「日本語」を有効にして下さい。 例えば Linux の場合ですと、アプリケーションサーバの実行時に
LANG=ja
PDF 出力機能において、java.awt パッケージを利用します。そのため、サーバでの起動時に エラーが発生する可能性があります。これを避ける為に、アプリケーションサーバの起動オプションや 設定ファイルで以下のシステムプロパティを設定してください。
java.awt.headless=true
また、libawt.so の依存関係の解決をする為に、プラットフォーム毎にXWindows関連の各種ライブラリを インストールしてください。Debian GNU/Linux (sarge) ですと、以下のようになります。
# apt-get install libXp6 # apt-get install libXt6 # apt-get install libXtst6
headless オプションについては こちら をご参照下さい。
UNIX サーバ上で Graph プラグインを利用する場合、X サーバが起動していない場合、 フォントの設定を行わないと日本語が文字化けします。表示には以下のフォント構成ファイルの 設定が必要になる場合がございます。
以下では、Debian GNU Linux (sarge) で PDF 機能で設定した headless サポートを前提とした
作業例を掲載します。(尚、PDF 機能のみの利用であれば、日本語の表示には iText-Asian.jar に
同梱のフォントサポートを利用しているため、ここでの作業は不要です。)
まず、インストールされていない場合には、日本語フォントをインストールします。
# apt-get install defoma x-ttcidfont-conf ttf-kochi-gothic ttf-kochi-mincho
x-ttcidfont-conf を install すると以下のディレクトリに自動的に font.dir/font.scale 等 が作成されます。(上手く作成されない場合には dpkg-reconfigure を font パッケージに対して行って下さい。 またフォントファイル本体は /usr/share/fonts/truetype/kochi 以下にインストールされ、以下のディレクトリ からはシンボリックリンクが作成されています。但し fonts.dir ファイルが作成される以下のディレクトリを利用します。)
/var/lib/defoma/x-ttcidfont-conf.d/dirs/TrueType
${JAVA_HOME}/jre/lib/font.properties.ja_JP を編集します。詳細は上記の構成ファイルの ドキュメントと、上記の fonts.dir ファイルの内容を参照してください。主に以下のように物理フォント名を 各論理名フォントに対して設定していく事になります。
-kochi-mincho-medium-r-normal--*-%d-*-*-c-*-jisx0208.1983-0 -kochi-gothic-medium-r-normal--*-%d-*-*-c-*-jisx0208.1983-0
アプリケーションサーバを実行するユーザの環境変数 JAVA_FONTS に以下を設定してください。 また LANG を設定していない場合にはそちらも設定してください。
# JAVA_FONTS=/var/lib/defoma/x-ttcidfont-conf.d/dirs/TrueType # LANG=ja # export JAVA_FONTS LANG
JDK5.0の場合設定は異なります。